株式会社創研

たまに更新 おすすめ本紹介

  • 公開日:2018年5月9日
  • 最終更新日:2018年5月9日

今回ご紹介させていただく本は

メディアワークス文庫

著 渡来ななみ

「天体少年。さよならの軌道、さかさまの七夜」

です。

 

この作品は自分自身の好みである「タイムリープ」「タイムトラベル」系の時間をテーマとした作品を好きになるきっかけとなった

作品です。

内容としては SF・恋愛・ファンタジーを合わせたような作品でして、簡潔なあらすじとしましては

天文学者を父親に持つ少女・海良がある日星空から降り立った少年・T(タウ)との七日間のお話となっており、

少年T(タウ)は少年でありながら、未来から過去へと遡っていく天体でもあり、二人がまじわることが出来る時間はたった七日間。

少女・海良からみて時間軸が逆に進んでいく少年T(タウ)との出会い、初めてT(タウ)と出会ったとき、T(タウ)にとっては

海良といられる最後の日・・・

少女・海良が少年T(タウ)との別れの日はT(タウ)にとっては海良との初めての出会い。

二人のいる時間軸が違うからこその別れの尊さ、違うからこその出会えた奇跡。

本作は少女・海良の視点で描かれていますが、一度読み終えたら今度はT(タウ)の視点で読んでみてください。

今作は自分が自信を持っておすすめできる、ぜひ手に取って読んでほしい作品となってます。

 

 

次回は書店でだいぶ注目されている「三秋縋」さんの作品を紹介・おすすめさせていただきます(次回更新日未定) 栗まんじゅう