お風呂リフォームで失敗しないポイント
まずは、「なぜ浴室をリフォームしたいのか?」「どんなお風呂にしたいのか?」想像してください。ご自身やご家族が「これだけは欲しい」「これだけは譲れない」と思うところ、「これなら妥協できる」「これはなくても大丈夫」など、最初に決めてから浴室選びをしていきましょう。
【在来工法のお風呂とは】
かつての一戸建ての浴室は在来工法が占めていました。
周囲に防水加工を施し、その上にコンクリートなどで壁や床を造っていく工法。
防水加工を施す以外は、他の部屋と同じように造られています。
この工法は、年月とともに防水機能が衰えて水漏れを起こすことが多くあります。
在来工法のメリットは、オーダーメイドなので、浴室のサイズや浴槽の大きさ、素材もタイルやヒノキ材等、色々と選ぶ事が出来、こだわった理想のお風呂を造ることができます。
デメリットは、断熱性が悪く冬は浴室内が冷えてしまいます。
また年月が経つと劣化により防水性が落ちるので水漏れには注意が必要です。
さらに、防水工事や内装工事などの工事が必要な分、工期も長く、費用も高くなります。
【ユニットのお風呂とは】
現在主流となっているユニットバスは床、壁、天井、浴槽、ドア等が一体になっており、現場で組み立てを行う浴室です。
在来工法のように自由度はありませんが、防水性が高いので水漏れのリスクが低く、断熱性も優れており冬でも比較的暖かく過ごすことができます。
また、清掃性にも優れているので、普段のお手入れがとても簡単です。
さらに在来工法と比べ、工期も短く施工性にも優れています。
【工事期間の違い】(目安)
在来工法のお風呂 → ユニットバス | 4~5日程度 |
ユニットバス → ユニットバス | 2~3日程度 |
在来工法のお風呂 → 在来工法のお風呂 | 3週間程度 |
お風呂のリフォームは、大きく分けて3つあります。
在来工法のお風呂からユニットバスへのリフォーム、ユニットバスからユニットバスへのリフォーム、在来工法から在来工法へのリフォームです。
その中で最も多いユニットバスへのリフォームについての選び方をご紹介いたします。
お風呂施工事例はこちらから
①メーカーを選ぶ
各メーカーがアイデアや工夫を凝らして、使いやすい機能やあると嬉しい機能、デザイン等、特徴があります。
ここでは、7社のメーカーをご紹介します。
【TOTO】
トイレでもお馴染みのTOTOの浴室は、テレビCMでも紹介している「ほっカラリ床」が最大の特徴です。
このほっカラリ床は、床の内側に柔らかいクッションが入っており、畳のような踏み心地や座り心地を作り出しました。 また、冬場に裸足で入っても「ヒヤっ」としないので、心臓への負担も軽減でき、ヒートショック予防にも効果的です。
さらに断熱性保持、衝撃吸収、防音効果があります。表面は滑りにくく、乾きやすいので、翌朝にはカラリとしており、靴下で浴室に入っても大丈夫です。 また、清掃性にも優れており、軽くこするだけで汚れがスッキリ落とせます。
そしてもう一つ「エアインシャワー」。
このエアインシャワーは水に空気を含ませることで、水の粒が大粒化になり、浴び心地はそのまま保ちつつ大幅な節水を実現しました。
従来のシャワーに比べ最大約48%の節水量!!
ガス代も併せると年間約19,800円もお得になります。
この他にも水まわりを得意とするTOTO独自の技術と機能が充実しています。
【LIXIL】
LIXILのお風呂は「キレイ」にこだわった特徴がたくさんあります。
床、浴槽、カウンター、排水溝、鏡、ドアなど、汚れが付きにくく、掃除もしやすいので、掃除のストレスを軽くします。
その中でも「まる洗いカウンター」は、壁からまるごとカウンターを簡単に外すことができるので、カビや汚れがつきやすく掃除のしにくいカウンター裏や、カウンター下の床が隅々まで楽に掃除出来ます。
また、「くるりんポイ排水口」は特許を取得したアイデア品。浴槽からの排水で渦をおこして洗浄します。渦をおこすことでゴミがまとまりゴミ捨ても楽になります。また、排水溝の構造はシンプルなので、お掃除も簡単です。
【タカラスタンダード】
タカラスタンダードといえば「ホーロー」です。
壁面に高品位ホーローを使用しているので、傷がつきにくくお手入れが簡単。 さらに汚れが染み込まず、カビも発生しません。 その清掃性の高さは、油性ペンも水拭きで落とせるほどです。
秘密は、表面に焼きつけて密着コーティングしているガラス質の層。 水をかけるだけで、水が汚れになじみ流れ落ちやすくなるのです。
何年たってもお手入れはシャワーをサッとかけるだけ。
そしてもう一つ「浴室ぴったりのサイズオーダー」ができるのはタカラスタンダードだけ。
最大1500通りのサイズ展開をしています。
家の浴室スペースに合わせて作るので、ピッタリ収まり、規格サイズのシステムバスよりも広くなります。
タカラスタンダードは「耐震」にも力をいれており、震度6強相当の振動にも耐えられるので、安心ですね。
【クリナップ】
クリナップのユニットバスは何といっても保温に特化しているところです。
「浴室まるごと保温」はその名の通り、天井・壁・床・浴槽・ふたのすべてを断熱材でしっかり覆っており、外気で浴室内が冷えることを防ぎます。
入浴後30分経過しても浴室内に暖かさがとどまるので、次の人が入るまで少し時間を空けても寒さを感じません。 また、カウンターからお湯が噴出する「床夏シャワー」はスイッチを押すだけで入浴前の1分で床面の温度を25℃まで上昇させ、浴室の足元から温めます。 クリナップのお風呂なら寒い季節でも快適に過ごすことができます。
【トクラス】
トクラスは、もともとヤマハの住宅設備会社でした。
そのトクラスの特徴はデザイン性に優れており、グッドデザイン賞を受賞するほどです。
また、デザイン性だけでなく、熱や薬品にも強く高品位で汚れにくい「人造大理石」浴槽や音響システムなど、浴室の空間にこだわっています。
さらに、家族それぞれ使い方に合わせて3種類の棚を自由に組み合わせができるので、ご家庭にあった収納棚ができます。
浴槽の高級感や質感にこだわるならトクラスのお風呂がおすすめ。
【パナソニック】
パナソニックは美しくなるための機能、心地よいバスルームにこだわっているのが特徴です。
美しくなるための機能では「酸素美泡湯(びほうゆ)」があり、39℃のぬるいお湯で身体を優しく暖めます。
酸素を含んだミクロの泡でしっかり暖めるから、湯上り後もぽかぽかでお肌もスベスベ。
この他、「エステケアシャワー」は水流とマイクロバブルで皮脂汚れが落としやすいなど、美容に関心のある方には魅力的な機能があります。
心地よさでは、自由自在に調光できるLED照明など、オプションの多さもパナソニックの特徴です。
リフォーム営業マン・プランナーが選ぶ
お風呂ランキング
色々なお風呂があるけれど、結局どれがいいの??
そこでリフォームのプロである、
営業・プランナーがお客様にお勧めするお風呂ランキングをご紹介!
1位 サザナ(TOTO)
お風呂で最も人気だったのは、5年連続で1位を獲得したTOTOのサザナ。
人気の理由は、機能性と、お手入れのしやすさ。
冷たさを感じにくいため、高齢の方にもおすすめしやすいと、営業マンには人気です。
2位 シンラ(TOTO)
高級価格帯のシンラが第2位。肩や腰に水流が流れる、「肩楽湯」や「腰楽湯」が人気。
提案をすると「こういう機能が欲しかった!」と驚かれることもあるそうです。
TOTOは、高級価格帯・中級価格帯で1位を獲得しており高機能が人気なようです。
3位 ミーナ(タカラスタンダード)
昨年2位だったミーナはランクを下げて3位に。
高い断熱性、耐震性といった優れた機能がを持ちつつ価格が抑えられているのが人気の理由。
今回のランキングは、お客様におすすめしたいお風呂のランキングです。
提案を受け、実際にショールームで体験することで、違うお風呂を選ばれるお客様もたくさんいらっしゃいます。
なかなかショールームに行けないという方は、まずは施工事例から同じお悩みを持つ方がどんなお風呂を選んだか参考にしてください。
サイズにこだわった事例はこちら
③プランを考える
各メーカーでグレード別のプランがあります。
グレードによって仕様が異なりますのでカタログなどの一覧表で比較し、ご自身にあったプランを選びましょう。
「これだけは絶対に欲しいもの」「ここは妥協できる」など、前もってきちんと決めておくことが大切です。
当たり前ですが、グレードが上がるにつれ、装備や内容が充実していき、価格も上がっていきます。
本当に必要なもの、妥協できるものを、把握して比較検討しましょう。
【例えばAさん一家の要望】
6人家族3世代で使用
祖父母がいるから冬場のヒートショックが心配。また、子供もいるので浴室内の事故も心配。
だから、温かい浴室と手すりは絶対に譲れない。
予算次第で浴室にTVも欲しい。
【例えばBさん一家の要望】
4人家族
共働きなので、掃除を手早く済ませたい。毎朝シャワーを浴びたり、
子供がシャワーを出しっぱなしにするから、節水型のシャワーが必須。
④ドアの位置と種類を選ぶ
ユニットバスは下の図のようなドア位置が標準となっています。
ドア位置を少し内側に入れるなどのオプションもあります。
脱衣所からの動線や浴室内の使い方によってドアの位置を決めましょう。
標準仕様は折戸タイプのドアになりますが、他タイプのドアを選ぶ事も出来ます。
-
折戸タイプ
-
引戸タイプ
-
2枚引戸タイプ
-
開き戸タイプ
-
開き戸タイプ
(透明ガラス)
開閉に必要なスペースが少なく、限られた空間でも利用することができます。
開閉にスペースが必要ないので、限られたスペースでも設置できます。
万が一浴室内で倒れても、ドアを開閉できるので安心です。
開閉にスペースが必要となります。
浴室側に開くタイプにした場合、万が一浴室内で倒れた時などドアが開かなくなる恐れがあります。
⑤浴槽の種類
生活スタイルや年齢、使い方に合わせて選ぶことをお勧めします。
主に、スタンダード浴槽・ベンチ浴槽・ワイド浴槽等の種類があります。
【湯量の目安】
スタンダード | ベンチ浴槽 | ワイド浴槽 | |
---|---|---|---|
1216 | 145ℓ~164ℓ | - | - |
1616 | 188ℓ~198ℓ | 157ℓ~185ℓ | - |
1620 | 205ℓ~218ℓ |
形状によって、湯量にも違いが出ます。
ベンチ浴槽は、ベンチの分だけ湯量が少なくて済みます。
またワイド浴槽は広くなる分、湯量が多くなります。
【スタンダード・フラットタイプ浴槽】
フラットタイプはスタンダードな浴槽の形です。
浴槽の底の部分が平で お湯をたくさん張ることができるので、たっぷりなお湯で肩まで浸かることができ、じっくりと温まることができます。
お年寄りや小さな子供の場合は、お湯を張りすぎるとバランスを崩しおぼれてしまう場合があるので注意しましょう。
【ベンチタイプ浴槽】
ベンチタイプは、底に段差があります。
ゆっくりと半身浴を楽しむのに適しています。小さな子供でも、段差に腰掛ければゆっくりと入浴を楽しむことができます。
体勢を変えることで、肩まで浸かることもできます。
また、フラットタイプに比べ段差の分の湯量が節約できます。
【ワイドタイプ浴槽】
ワイドタイプは浴槽内がワイドに広がっており、親子で入浴する際に広々と使うことができます。
段差があるので、お子様が腰を掛けて、お父さんが足を伸ばして一緒に入ることもできます。
ただし、浴槽が大きくなる分、湯量が増えます。
浴槽の材質
ユニットバスに用いる浴槽の材質には大きく分けてFRP(ガラス繊維強化プラスチック)、人工大理石、ホーローの3種類です。
それぞれのメリット、デメリットをご説明いたします。
FRP ガラス繊維強化プラスチック |
・価格が安い ・種類が豊富 ・補修しやすい
価格も手ごろで、カラーバリエーションも豊富 |
汚れが目立ちやすく時間とともに色褪せてしまう
|
|
人工大理石 |
・耐水性 ・耐汚性 ・加工がしやすい
汚れが付着しにくくお手入れがしやすい
FRPよりも高級感がある |
FRPに比べ値段が高い
大理石のような高級感はそれほど高くない また、メーカーによって品位に差異がある |
|
ホーロー |
・カビが発生しにくい ・保温性 ・見た目がキレイ
ガラス質なので、カビが発生しにくく汚れの付着もほどんどない |
FRPや人工大理石に比べ値段が高く、重量もある
|
⑥壁・床材を選ぶ
【壁】
浴室の印象を決めるのは「壁」です。
アクセント張りや全面張り等、張り方によっても印象がだいぶ変わります。
また、バスタイムをどう過ごすかで、色の選択も変わっていきます。 ゆったり過ごすのか、本を読んだり、肌のお手入れをするのか、朝風呂が多いのか等。 ライフスタイルによって選ぶ色が変わってきます。
アクセント張り
全面張り
アクセント張り
全面張り
【床】
どのメーカーでも水はけがよく、冬場でも「ヒヤっ」と冷たくない床材を出しています。
また、清掃性にも優れており、汚れが付きにくく、掃除もとても楽になっています。
色は壁パネルの色に合わせて選ぶことをお勧めします。
壁の色や床の素材など、カタログやHPの画像では実物と印象が異なるので、
「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、ショールームへ行き、実物を確認して決めることをお勧めします。
【エプロン】
浴槽の側面のことをエプロンといいますが、このエプロンも選ぶことができます。
浴槽の色と合わせたり、壁に合わせたりと自由にコーディネートすることができます。
カラーがガラリと変わった事例ならこちら!!
⑦シャワー・換気扇を選ぶ
【シャワー】
浴室の水栓やシャワーにはいくつかの種類があります。
③のプランによって、装備される水栓やシャワーヘッドが違います。シャワーヘッドは変更することができるので、好みに合わせて選択できます。
また、頭上からシャワーを浴びることができるオーバーヘッドシャワーや、全身を包むように浴びることのできるボディーシャワーなどもオプションで選ぶことができます。
【換気扇】
換気扇にも種類があります。使用用途によって選ぶことができます。
標準仕様は換気扇だけのものになります。
冬場の寒い浴室内をあらかじめ暖めておける暖房機が備わった換気扇。冬場に多いヒートショック等の事故予防にもなります。
暖房機に加えて、衣類乾燥ができる機能が備わった換気扇。雨の多い日などに大活躍です。
暖房機と乾燥機に加えてミスト機能が備わった換気扇があります。家に居ながらにして全身にミストを浴びてリフレッシュできます。
⑧照明・ミラー・小物を選ぶ
【照明】
空間を彩る照明は、基本仕様でもLEDが主流となっています。 オプションではデザイン性のあるものから、リラクゼーションに最適なダウンライトや足元を照らすフロアライト、間接照明など、様々な照明があります。 入浴スタイルに合わせて選ぶことをお勧めします。
【ミラー】
鏡は背の高いものから、コンパクトなも、横長のものまであります。
着席して使うのか、立っている時使うのかによっても変わってきます。
また、設置位置も座って鏡を見たら位置が合っていないなんてことにならないように、気を付けましょう。 各メーカーでは鏡にコーティング等を施し、水アカが付きにくくなっていたり掃除しやすくなっていたりと工夫がされています。
【小物】
小物とは、タオル掛けや収納棚、風呂フタや手すりなどのことです。
収納棚は鏡の脇やコーナー、カウンター下など設置個所があります。
基本仕様できちんとついていますがオプションで自由に選ぶ事も出来ます。
一番大切なのは手すりです。タオル掛けを手すり代わりに使うのは非常に危険ですのでやめましょう。浴槽への出入りに使う手すり、入浴中に身体を支えるための握りバーなど、設置しておくと安心です。
⑨オプションで快適バスタイム
標準装備だけでも十分ですが、より快適なお風呂タイムを過ごすためのオプションが色々あります。
ひとつ上のリラックス
やわらかなお湯が首から肩に流れる肩湯。
肩湯は首を直接温めることにより、血流量が増します。
肩こりは決行が悪くなることで引き起こされるものです。
お湯が筋肉の緊張をほぐすので、健康にも美容にもふさわしい入浴法といえるかもしれません。
浴槽内のお湯を循環させるので水道代がかかりません。
スパリゾートで体験した、心地よい「打たせ湯」の感触打たせ湯の魅力は、落下するお湯が生む断続的な体への刺激感。
期待されるマッサージ効果でリフレッシュできます。
ジェットの刺激でリフレッシュできるジェットバス。
噴流の数や水流等各メーカーで工夫を凝らしています。
マッサージ感も楽しめる快適なバスタイムが過ごせます。
ミクロの泡が肌への水分浸透を助け、入力後も肌の潤いが持続
さらに、体の芯まで温めるので、ぽかぽかも長続きします。
ミクロのオイル+酸素を含んだ泡のお湯で全身うるおいケア酸素美泡湯で細かく分散したミクロのオイルが、お湯全体に広がり、全身を包みます。手の届きにくい背中や、かさつきがちな肘、膝なども毎日入浴するだけで潤いをケアします。
主照明を落とした空間で、水中照明の光を受けた湯面が周囲 に映り、揺らぐ水紋が幻想的な風景を描きます。 まるでリゾートのようなリラックス空間を演出できます。 TOTOでは10色の光浴が楽しめる水中照明もあります。
お湯につかりながらテレビを楽しむことができます。
機種によってはDVDプレーヤーなどの外部機器も接続できるので、お風呂で映画鑑賞や、ライブ映像なども楽しむことも出来ます。
また、サウンドシステムを設置することで、スマートフォンや音楽プレーヤーを接続して音楽を楽しむこともできます。
テレビにつなげば高音質でテレビを満喫できます。
ワンランク上のバスタイム。自慢したくなるお風呂の事例
ひとつ上の安心設備
足元に不安を感じる方でも、安心して入浴できる様なサポートするオプションがあります。
例えば、LIXILのベンチ付きの風呂フタ。
これは、いったんベンチに腰を掛けてから浴槽の出入りをするもの。
一度腰を掛けることで、浴槽をまたぐのが楽になります。
TOTOのスライドチェアなら浴槽までの移動を安心サポート。
チェアは回転するので、乗り移りができ、昇降も電動式だから楽に安全に介護できます。
ただし、お一人での使用はできませんので、必ず介護者が一人付いてのご使用となります。
浴室内にサポートバーや握りバーを張り巡らせることで、ドアからシャワーまでの移動や、浴槽への出入りはもちろん、どの位置にいても手すりでサポートできます。
LIXILではサポートパックとしてのプランがあります。
バリアフリーリフォームの事例はこちらから
窓も重要アイテム
既存のサッシをそのままお使いになる方もいらっしゃいますが、窓からの冷気を減らすため、複層ガラスのサッシに変えたり、雰囲気を変えて、サッシの形状を変更する事も出来ます。
ただし、大きさを変える場合は、外壁工事が必要となる場合もありますのでご注意ください。
【既設の窓をそのまま利用する場合】
既設窓が大きい場合など、既設窓アタッチメントを利用することで、既設の窓をそのまま使うことができます。
サッシの開閉も問題なくすることができますが、既設の窓をそのまま利用しているので、新しい浴室に色や雰囲気が合わなかったり、すき間風が入ったりというデメリットもあります。
また、外壁を壊さずに窓のサイズを小さくすることもできます。 既設窓アタッチメントに比べると、コストアップしますが、窓際の寒さも解消され、浴室と色や雰囲気も合うので、満足のいく仕上がりになります。
窓の存在を忘れると、後からシャワーや照明器具、浴槽のフチと重なってしまったりするので、きちんと採寸することが大切です。
窓が気になった方へオススメの施工事例はこちらから
⑩組み立てだけじゃない!お風呂リフォームの工事内容
在来工法のお風呂からユニットバスへのリフォームは、ただ既存のお風呂を解体してユニットを組み立てるだけではないのです。 リフォーム工事が始まると、「あれ?同じ人が工事するんじゃないの?」と驚く方もいます。 何人もの職人が関わってお風呂リフォームの工事をしていきます。
【現場監督】
お風呂リフォームは何人もの職人が出入りします。工事の進め方や、いつどの作業をするか、きちんと作業できているか等、現場の一切を取り仕切る大切な役目。
お客様のご意見やご要望、お客様と職人の伝達等も現場監督の役目となります。
【メーカー】
主に、ユニットバスの組み立ては各メーカーの職人が行います
メーカーと設備職人、電気職人、大工で、解体後に打合せをし、給排水の位置や配線の位置等を決めていきます。
【設備職人】
ユニットバスが入る前に、しっかりとした土台を作ります。左官職人が入る場合もあります。
水平に土間を打ち、ユニットバスがきちんと納まるようにします。
また、お風呂に欠かせない給排水工事も設備職人の仕事となります。
【電気職人】
換気扇のダクト、取付、分電盤への繋ぐ作業等を行っていきます。
また、給湯器のリモコンや照明なども電気職人の仕事となります。
【大工】
ユニットバスに木工事なんてないでしょ?と思われがちですが、必ず大工が入ります。
現場にもよりますが、解体工事も大工さんが行うことがほとんどです。
また、出入口の造作なども大工仕事となります
【内装職人】
出入口の開口部を変更するにあたり、まわりのクロスを貼り替えます。
出入口まわりのクロスだけきれいになるので、「脱衣所のクロスも全部貼り替えたい」とのご要望も多くあります。
解体を大工ではなく解体の職人が入る場合があったり、逆に一人でたくさんの技術を持った職人が行う場合もありますが、それぞれの分野で資格や技術が必要なので、一つの現場で何人もの職人が作業をします。
お風呂のリフォームは大きなお買い物です。
ショールームに足を運び実際の機能を確かめて、じっくり選び決めていく事が大切です。
各メーカー特長こそあるものの、基本的な機能はそれほど違いはありません。
ご自身の目で確かめ、ライフスタイルに合ったお風呂を選びましょう。
在来工法からユニットバスリフォームの施工手順
Before
在来のお風呂は外からの冷気が入りやすく冬は寒く感じられます。
Before
壁から壁の窓があります。タイルの壁は目地の掃除が大変です。
養生
出入り口からお風呂までの導線にしっかりと養生をしていきます。
解体
水栓を止水し、電線に絶縁テープを巻いたら解体していきます。
墨だし
壁に給水管や排水管・リモコン線や換気扇のダクトの位置などを書き込みます。
解体
天井、壁の寸法が取り終わったら床を削岩機で削っていきます。
給排水工事
墨だしに従い給水管と排水管を逃がします。ブルーが水でオレンジがお湯です。
電気工事
照明や換気扇、リモコンの線などを通しておきます。
土間工事
高さ、平行が合っていないとユニットバスが組めないので、とても大切な作業です。
ユニットバス組立て①
床から組み立て始めます。その後浴槽を組んでいきます。
ユニットバス組立て②
壁パネルや天井を設置していきます。
ユニットバス組立て③
水栓や窓枠などの備品を取り付けます。また、コーキングも打っていきます。
排水設置
排水を接続していきます。この時、給湯器の接続も行います。
ユニットバスドア枠組立て
木材で下地の枠を作り、ボードで仕上げていきます。
After
きちんと清掃したら工事完了となります。