50歳からのリフォーム
リフォームのターニングポイント
50歳からのリフォームは建物の老朽化や見栄えだけではないとても大切なもうひとつの目的があります。
それは40代までとは違う、大事なリフォームのターニングポイントであること。
これからの人生を過ごす大切な住まいを、どの様にリフォームするのがいいのか?
大切なリフォーム資金を上手に生かし、快適な生活を送るために、何に気を付ければいいか?
ここでは、今おさえておきたい50歳からのリフォームポイントをお伝えします。
退職金は何に使う?
引退した団塊世代に「退職金を何に使ったか」というアンケートをとったところ、国内旅行53%、海外旅行38%、住宅リフォーム35%(博報堂調べ)となりました。
実際に、リフォームをされた方の年齢の推移を見てみると、多少の増減があるものの、50歳以上が80%近くを占めています。
そして、株式会社LIXILで行った「50歳~74歳を対象にしたリフォーム調査」によると、築年数が20年以上の方が約67%と、ちょうどリフォームを考える時期に差し掛かっていることがわかります。
第2のマイホームづくり
まとまった資金に、建物の老朽化が差し掛かると、当然ながらまずはメンテナンス、改修となります。
まずは外壁塗装・・・。それから台所・・・。といった具合でしょうか?
しかし、ここで大切なのは、リフォームの目的です。
50歳からのリフォームはいうなれば第2のマイホームづくりです。
この先長い人生をイキイキと楽しく過ごすため、今ある資金を有意義に使う為には、
ただのメンテナンスだけで終わらせるわけにはいきません。リフォームの目的意識を変える必要があります。
実際にグラフからもわかるように、リフォームの目的は、老朽化や、見栄えだけでなく、
「これからの暮らしを楽しむため」や
「老後に備えたり、同居する高齢者が暮らしやすくするため」といった、
ライフスタイルを快適にすることを目的としたリフォームが多いということがわかります。
「自分の趣味の家にしたかった」
「庭に趣味のためのデッキを作りたかった。」
「孫たち皆が集まれるように」など、前向きで元気な回答も多く見られます。
できるだけコストを抑えて今あるものをただ新しく交換するのではなく、
その先の快適な生活の為に、あとわずかな費用をかけてでも、その後の大きな生きがいを作る・・・。
そんなリフォームを意識していくことが大切だといえます。
第2のマイホームはこの先どんな生活を送りたいか?
その内容にそったリフォームに近づけることが大切です。
ただ壁紙を張り替えるのではなく、この部屋をどう使うか、棚が必要になるのでは?
手摺が必要になるのでは?そんな先の目的にそったイメージをもつことが大切です。
では、快適に過ごすためのリフォームとはどのようなものがあるのでしょうか?
「これからの暮らしを楽しむ」
- 「間取り」「減築」・・・
子供が独立して使わなくなった部屋を間取り変更して広い空間にしたり、
ほとんど使わなくなった2階を取り払い平屋にする。 - お庭を広くする・・・
ガーデニングや家庭菜園等の趣味を楽しむ。愛犬のためのスペースづくり。 - シアタールーム・・・
本格的に映画や音楽を存分に楽しめる部屋づくり - 趣味の部屋・・・
陶芸などをじっくり楽しめる「工房」づくり
など
また、設備のリフォームにも暮らしを楽しむものがあります。
夫婦でお料理をするようになり、ご主人様も使いやすいキッチンづくり、
ゆっくり安心して、足を伸ばして入れるお風呂。
また、お天気のいい日に読書やお茶を飲んだりして過ごすためのガーデンルームも素敵です。
「老後に備えたり、同居する高齢者が暮らしやすくするため」のリフォーム
高齢者が暮らしやすい住まいづくりも大切です。例えば、
- ちょっとした段差につまずかないための段差解消
- 敷居にスロープを設置
- 将来の車いすの為の、廊下や、入口の幅を広くしておく
- 歩行が困難になった場合の手すり設置の為の壁に事前補強をしておく
- お風呂も洗い場から浴槽に入る際の高低差を減らした浴室のリフォーム
冬場に多い「ヒートショック」対策・・・
急な温度変化で心臓や血管に負担をかけてしまい、思わぬ事故につながる場合があります。
それを防ぐためには「温度のバリアフリー」が大切です。
- 断熱効果を高めるリフォーム
- 部屋全体が温まる床暖房
- ヒートショックが起こりやすい浴室、洗面所では、浴室暖房機設置
- 浴室内の床が冷たくならない素材にする
など
実際に、リフォームをされた50歳以上の方々への
「リフォームをして、生活に変化はありましたか?」と質問をしたところ・・・
- 気持ちが明るくなった 33.5%
- 掃除や片付けが楽になった 27.3%
- 安心して暮らせるようになった 21.8%
- 家での生活が楽しくなった 15.5%
- 家事がスムーズに行えるようになった 15.0%
- 生活が充実しているように感じるようになった 12.5%
このような回答が得られました。
50代は子供の独立や定年退職を迎える時、・・・自分たちのために楽しむ時間ができました。
さあ!これから新たな人生がスタートします。
自分たちの過ごしやすい快適なお住まいで、自分達らしく過ごしていく。
そんなセカンドライフを送れたら素敵ですね。
リフォームのターニングポイント!
スタッフ一同応援致します。
【出典:株式会社LIXIL】