株式会社創研

おうちを断熱すると快適でお得に!

  • 公開日:2023年9月21日
  • 最終更新日:2023年9月21日

断熱すると居住性が増し、光熱費が減ります

 

多くの家庭にとって、光熱費は年間で平均22万~23万円の支出となっています。その中でも約5割を占める断トツの1位が電気代です。次いでガス代・水道代となっています。

このグラフを見てわかるように、エネルギーの消費量は冷暖房で27%となっており、多くの家庭で快適な室温を保つために年間十数万円を費やしています。

しかし、これだけのコストを費やしても断熱性能が低いと過ごしやすい温度が保てるとは限りません。

出来るだけ光熱費を抑えられる家づくりを考える必要があります。

断熱性能が低いとなぜコストがかかる?

冷房を止めるとすぐ熱くなることはありませんか?これは屋外の熱がどんどん家の中に侵入しているのです。日差しが差し込む窓はもちろん、屋根や天井、壁や床からも熱は室内に侵入していきます。

暖房をつけていても底冷えするような寒さを感じるのは、室内から暖房の熱が窓やドアはもちろん、屋根や天井、壁や床などから逃げているのです。断熱性の低い住まいでは室温が20℃であっても壁や床の表面温度は低いままです。

窓まわりの断熱対策

自分でできる対策

【カーテン】

窓周りを密閉状態にすることで断熱効果が上がります。

  • 生地
    • 太い糸で密度を詰めてしっかりと織られたカーテンの方が断熱性に優れています。
  • 形状
    • 断熱効果が高いのはドレープカーテンです。たっぷりとドレープを取ることで、谷間に空気を溜めておくことができるので断熱効果があります。
  • 取付
    • 窓と室内の空気を遮断するように取付けます。天井から吊るすなど上からの熱の移動を防ぐと効果的です。また、カーテンボックスなども効果があります。
【ガラスシートフィルム】

窓にある断熱シートや遮熱シートが販売されています。ただし品質や性能の高いものは専門業者に頼まないと貼れないこともあります。

カーテンや障子による断熱の補助として使うといいでしょう。

内窓、複層ガラスにリフォーム

【内窓】

最も簡単な方法は内窓を設置すること。今の窓そのままで内側にもう一つの窓を設置するというとてもシンプルな方法。

断熱性はもちろん、気密性や防音効果も期待できます。工事時間も1ヵ所最短1時間と短く済みます。

【複層ガラス】

1枚の単板のガラス窓を複層ガラスに替える方法もあります。

複層ガラスは2枚重ねのガラス。サッシ部分は暑くなりますが、内窓と違い、サッシが1組で済むのでスッキリします。

壁を壊さずに設置できるので、工事時間も短く済みます。

玄関まわりの断熱対策

自分でできる対策

【防寒カーテン】

玄関からの冷気侵入を防ぐためには防寒カーテンを掛けるのもおススメです。

突っ張り棒で手軽にかけることができます。規則正しく折りたたまれたハトメカーテンなら、片側に寄せてもコンパクトに収納できるので開けておいても邪魔になりません。

 

【すき間モヘアテープ】

自動ドアなどで1度は見かけたことがある「すき間モヘアシール」

すき間風を防ぐというよりも、ドアにすき間があるという人におススメです。

テープに毛が生えているタイプなので狭いすき間や凸凹の隙間など、可動する部位のすき間を塞ぎ、空気の流れを止めることができます。

断熱ドアにリフォーム

断熱性の高いドアにすると冷暖房効果は飛躍的にUP!快適性を高めるだけでなく、節約にもつながります。

 

普通のドアと断熱ドアの温度の差(画像提供:LIXIL)

壁・屋根の断熱対策

壁の断熱工法には大きく分けて「内断熱」と「外断熱」の2種類があります。

【内断熱】

壁をはがして断熱材を入れる

柱の間に断熱材を詰め込む一般的な工法で「充填工法」とも呼ばれています断熱材の材料費はそれほど高くはありませんが、内断熱は壁をはがして、断熱材を充填するので、断熱材以外に解体、補修、下地張り、仕上げ等作業費や材料費がかかります。また、どこか1面だけの壁を施工するだけでは断熱効果が期待できません。断熱リフォームをするなら、すべての壁を施工しましょう。

 

【外断熱】

壁に外側からすっぽりと断熱材を張る

建物全体を断熱材で包む外断熱の方が高い効果が得られると言われています。

断熱機能のあるサイディングも方法の一つです。断熱効果はもちろん、遮熱、遮音にも優れており、また、水分を含みにくいため結露の心配が少なく済みます。外装をリフレッシュして、住まいを長持ちさせることもできます。

サイディングの性能

同じような製品を各メーカーで扱っています。

ここでは「ニチハ」のサイディングをご紹介します。三層構造で、断熱性と遮熱性を備えているので、暑さ・寒さをカットします。

鋼板のサイディングはとても軽いので、既存の外壁の上から施工する重ね貼りにも適しています。外壁工事と断熱工事が一度に済みます。

屋根材もサイディング同様の性能

こちらの屋根材も一体型成型の省エネ設計。室内の温度を逃がしません。

一般的屋屋根と比べても、8倍の断熱性能を持っています。また、赤外線の熱もWで反射するので、熱の侵入もカットします。

 

床の断熱対策

1992年以前の住宅では省エネ基準が低かった為、床下の断熱材が入っていない場合が多いようです。

床下断熱リフォームをすると、暖房の効率が上がり床の温度を約8℃上昇させることができます。(Panasonic調べ)

床下に断熱を入れる方法は2つあります。

床を剥がして断熱材を入れる

築年数や老朽化などで床のリフォームをお考えの方はこちらの方法をお勧めします。

床材を撤去し、復帰する作業があるので、工期もかかります。

床下に潜って断熱材を入れる

床のリフォームをお考えでない方はこちらの方法をお勧めします。

床下点検口から床下に入り、断熱材を取付けます。取り付けるだけなので工期も短く済みます。

ヒートショックを防ぎましょう!

居間と浴室や脱衣所、トイレなどでは温度差が20℃近くになることもあります。

このような急激な温度差は血管を縮め、血圧を急上昇させます。冬場に増える急激な温度変化により、血圧が変動して意識を失ったり、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こしたりすることをヒートショックと言います。

対策

部屋間の温度差をなくす。温度のバリアフリー

ヒートショックが怒りやすい浴室と脱衣所、トイレでの対策をご紹介します。

浴室

入浴前のひと手間が大切です。例えば、浴槽にシャワーでお湯を溜めたり、浴槽のフタを開け湯気で浴室全体を暖めるのも効果的

 

リフォームでできる事

ユニットバスだからこそできる、浴室全体を断熱・保温材で包むという方法。

浴室全体を遮断することで浴室内の熱が逃げづらくなります。

【床】

冷っとしない暖かい床で、優れた断熱性能。

従来の床と違い断熱クッション総があるので、冬場の一歩目もヒヤッとしません。

【換気扇】

入浴前にスイッチを入れておけば高速温風が浴室をスピード暖房!寒い冬も快適です。(換気乾燥暖房機もあります)

脱衣所・トイレ

脱衣所やトイレは北側にあることが多く特に冬はヒヤッと感じます。小さなオイルヒーターや温風器を置くなどの対策が効果的

リフォームでできる事

トイレや脱衣所の窓に内窓をつけることで、外気の侵入を減らすことができます。暖房と併用すると冬でも暖かく、安心ですね。

【トイレ交換】

トイレ室内を暖房します。タイマー機能や室温5℃以下になると自動で作動する機能があります。

【温水暖房便座】

冷たい便座に座るとヒヤッとしびっくりします。

温水暖房便座なら、暖かいので、安心して座ることができます。

 


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