下水道切替工事と一緒にどんな工事がある??
- 公開日:2021年4月21日
- 最終更新日:2023年4月10日
下水道切替工事だけ?
下水道切替工事は浄化槽から下水道に接続するだけ?家の状況に応じてはそのほかの工事が発生するというのを知っていますか?
この記事では下水道切替工事と一緒に行う工事についてまとめています。
1-1汲み取り式の和式トイレの家
1-2古いトイレを新しく
2.下水道工事発生するエクステリア工事
2-1浄化槽が駐車場にある場合
2-2配管工程でタイルを壊す場合
2-3今後の家の外周りのお手入れを考えて
2-4どうせなら見た目を整えたい
下水道工事で発生するトイレ工事
汲み取り式の和式トイレの家
最近はあまり見かけませんが、いわゆる「ぼっとん便所」と言われる汲み取り式トイレの家は下水道に切り替わると、水で流す必要がある為、工事をしなくてはいけません。
和式から洋式に変えるには、既存のトイレを取り外すだけでなく、床も外します。給水管と排水管の配管工事を行います。内装工事として壁や床を仕上げていきます。
ウォシュレット(温水洗浄便座)を取り付けるのであれば、電気工事も必要となります。
下水道切替工事をきっかけに水栓トイレに工事をした事例です。
古いトイレを新しく
水洗トイレでも、古いトイレからこれを機に新しいトイレに変えたいという方も多くいらっしゃします。
昔のトイレには、タイル材で床や壁を仕上げている場合が多いですが、便器を交換する際に、タイルが破損する可能性がとても高い事と、冬場にタイルが冷えて寒い為、便器の交換工事と一緒に床・壁の工事を行う事が多いです。
最新式のトイレなら節水・節電になっており、浄化槽の維持費が無くなったことと合わせたランニングコストで考えると、最新のトイレに変えた方がお得になる事もあります。
■下水道切替工事がきっかけ ピュアレストQRでエコなトイレに 松戸市
下水道切替工事をきっかけに節水タイプのトイレに変えた事例です。
下水道工事発生するエクステリア工事
「下水」だからか、トイレを一緒に工事をする。というのは知られていますが、実は外構工事も発生します。
浄化槽が駐車場にある場合
多くの家で、浄化槽は駐車場の地中にあります。駐車場がコンクリートやインターロッキングで仕上げられている家の場合、浄化槽廃止工事の工程で、浄化槽上部を切り取る為、一部のコンクリートを壊します。
工事が終わるとコンクリートを復旧しますが、周りのコンクリートと差が出来てしまう為、目立ちます。どうしても気になる方は駐車場全面のコンクリートを打ち直します。
コンクリート復旧の際にインターロッキングでおしゃれに仕上げた事例です
配管工程でタイルを壊す場合
浄化槽から下水道に切り替える為には、排水経路が変更になります。浄化槽からU字構へ流れていた経路を公共汚水桝へつなげます。その中で、玄関周り等のタイルを壊す必要がある場合は、工事に必要な箇所のみを壊し、新しいタイルを入れます。タイルが特殊なサイズで同じものがない場合、壊す範囲が広く、一部だけとはいかない場合は全撤去をすることもあります。
こちらもコンクリートと同様、復旧されたタイルと既存のタイルで差が目立つ為、見た目を気にして全部交換する方もいらっしゃいます。
今後の家の外周りのお手入れを考えて
家の周りに植物を植える方がいらっしゃいます。配管経路で植栽の近くを掘らないといけない時には、根を傷つける事もあるので、お客様とご相談させて頂きます。その際にお手入れの事を考え、植栽を撤去する方もいらっしゃいます。
また、手入れがおっくうという理由から、コンクリートを流す家もいらっしゃいます。
どうせなら見た目を整えたい
せっかく職人を入れて工事をするなら、ついでにまとめて工事をしたい。という方もいらっしゃいます。
カーポート・サイクルポートを設置したい。
フェンスを外から見えにくいプライバシー性の高いものにしたい。
ポストが使いにくいので、機能性門柱に交換したい。
いつかやろう。と思って居た方が、下水道工事をきっかけにされるようです。
まとめ
下水工事によって、どんな工事が発生するか分かりましたか?工事工程で必要という事以外にも理由は様々です。また、普段生活していると気が付かない事ですが、下水工事がきっかけで何十年も建物のメンテナンスをしていない。という事に気が付きお手入れを始める方もいらっしゃいます。下水工事をきっかけに住まいのメンテナンススケジュールを見直してみてください。