よくある質問
どういう工事をするの?
【塗装】
既存の軒天材をきれいにして補修してから塗装していきます。
①足場組み立て
②高圧洗浄
③養生
④下地処理(調整・補修・強化)
⑤下塗り
⑥中塗り・上塗り
⑦完了検査
【重ね貼り(カバー工法)】
既存の軒天材の上に新しい軒天材を重ねて張りつけます。
①足場組み立て
②下地補修
③ルーフィング(防水シート)張り
④屋根材設置
⑤完了検査
【張替え(交換)】
既存の軒天材を撤去し、新しい軒天材に張り替えます。
①足場組み立て
②既存の屋根材を撤去
③下地補修
④ルーフィング(防水シート)張り
⑤屋根材設置
⑥完了検査
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破風板って何?
屋根の側面にあたります。
側面部分でも山形の部分が破風板、雨樋が付いている長い部分が鼻隠しと言います。
材質も木材や窯業系・金属など様々です。
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破風板の役割って何?
破風板は『風を破る板』と書きますが、その名の通り、屋根裏へ風の浸入を防ぐ役割をしています。屋根は上からの雨風には耐久性が強いのですが、横や下からの雨風の影響には意外と弱い部分です。破風板はそんな横や下からの雨風が入り込むのを防ぐ役割をしています。また、防火効果もあります。住宅火災は下から上に延焼します。防火加工がされていない屋根裏が多いので、火は屋根裏まで一気に燃え広がってしまいます。そうした災害時に備える役割も担っています。
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どういう工事をするの?
施工方法は【塗装】・【板金巻き】・【窯業系サイディング張り】の3種類あります。
塗装は、屋根で使用する塗料を使います。破風板は屋根や外壁同様、雨や風の影響を強く受ける場所でもありますので、定期的なメンテナンスが必要となります。
板金巻きは、ガルバリウム鋼板等の金属系素材を破風板に張っていきます。耐久性や美観性に優れ、メンテナンスもほぼ必要ありません。最近の住宅にも多く採用されています。
窯業系サイディング張りは、外壁にも使用されるサイディングを破風板に張っていきます。耐久性・美観性・耐火性に優れ、最近の住宅に多く使われています。しかし、水に影響されやすい素材なので表面保護のため定期的に塗装などのメンテナンスが必要となります。
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破風板と鼻隠しの違いは?
色は屋根と同じじゃないといけないの?
一般的には屋根や外壁の色と合わせると全体的に統一感が出ます。
屋根や外壁と違う色を選ぶ場合、同系色や落ち着いた色を選ぶことをお勧めします。
外壁が白だからと言って白色や淡い色を選ぶことはあまりお勧めしません。破風板は雨や風の影響を受けやすい場所でもあるので、塗装をしてから早い段階で汚れが目立ってくると思われます。汚れが付いてしまうと美観が一気に低下します。その際は屋根の色に合わせるか落ち着いた色を選択した方がいいでしょう。
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雪止めって何?
屋根に降り積もった雪が地面に落ちないように屋根に設置する金具のことです。
雪が降り積もるとそのまま放置してしまい、その固まった雪が落雪し車やカーポートに落ちたり、自宅や隣家を破損させたり、最悪の場合、通行人に被害を及ぼす可能性もあります。
そうならない為にも事前に対策や準備が必要となります。
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関東地方でも雪止めは必要ですか?
雪があまり降らない関東地方でも雪止めは必要です。
理由は、東京をはじめとする首都圏は人口が多いうえに土地が狭く家が密集しているので、隣近所に被害を及ぼす可能性があるからです。
逆に雪国は雪止めを設置していません。これは雪止めによって大量の雪が屋根に積もってしまうと雪の重さで屋根が押しつぶされてしまう可能性があるので逆に危険なのです。
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太陽光パネルにも雪止めを設置できますか?
太陽光パネルに雪止めを設置するのではなく、屋根に付いている雪止めを機能させるように軒先側にきちんとスペースをとって、パネル枚数の調整をし、太陽光パネルを設置していきます。そうすることで落雪を防ぐことができます。
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後付けで雪止めが設置できない屋根ってありますか?
アスファルトシングル屋根と防水屋根です。それ以外は雪止めを後からでも設置できます。
アスファルトシングル屋根は屋根材自体がすごく柔らかく、とても軽いのが特徴です。しかし屋根材同士の密着度が強いので雪止め金具を引っ掛けたり、入れ込んだりすることができなく雪止めの設置ができません。
防水屋根は雪止め金具を固定する場所がそもそもありませんので施工は不可能となります。
これ以外の屋根材は雪止めの後付けができます。家の屋根材が何なのか分からない方や冬になる前に雪止め設置を検討されている方はご相談下さい。
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《目次》
外壁や屋根に塗装をする目的は何ですか?
一番の目的は建物を保護するためです!
建物の一番外側にある外壁や屋根は常に太陽光や雨風にさらされています。太陽の紫外線によって塗装の塗膜の劣化が始まります。この劣化が進むと屋根や外壁の目地にヒビ割れ(クラック)が発生し、そこから雨が浸入します。ひどい場合は躯体にまで影響が出てしまいます。水に弱い木造建築を守るために定期的なメンテナンス(塗装)をしっかりしておく必要があります。メンテナンスを先延ばしにしていると余計な補修費用がかかる可能性があります。建物の寿命を延ばし、将来の改修費用を抑えるためにも適切な時期での工事をお勧めします。
次の目的としては外観の美しさを維持するためです!
経年劣化により外壁の汚れが目立つようになってきたり、ひび割れが発生したり、藻やカビが付着したりと外観が衰えていきます。塗装をすることによって、その悩みが解消されると同時に家の印象が劇的に変わります。今までとは違う色にしたり、1Fと2Fで色を分けてみたりと“自分だけの家”を造り上げるができ、気分が上がること間違いなし!ですね♪
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塗装の最適な塗り替え時期は?
判断ポイントは
- ツヤが消えてくる
- 彩度が落ち、変色してくる
- 表面に白い粉が付く(チョーキング現象)
- ひび割れ(クラック)、藻やカビが生えてくる
- 塗膜がはがれる
塗装の劣化は通常このような順序で起こってきます。
⑴~⑵は改修の時期が近づいてきた証です。そろそろ塗装工事を検討しましょう。
⑶~⑷は塗装工事をする最適な時期です。
⑸の状態になると建物自体の劣化に繋がるので、早急に工事をした方がいいでしょう。
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外壁を触ると白い粉が付くのですが・・・これはなんですか?
これはチョーキング現象といって、塗膜劣化が進んでいる状態です。原因は紫外線や雨風等によるもので、塗膜が劣化し粉化します。劣化の状態では比較的初期症状になります。
このタイミングで塗替えを検討しましょう。
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塗装の工事期間はどのくらいですか?
工事期間は、おおよそ2週間~1ヵ月
家の大きさや塗料の種類、天候によって工事期間が変わります。
まずは現地調査を行い、家の劣化状態を把握して適切なご提案をさせていただきます。
お気軽にお問い合せください。
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塗装工事の手順を教えてください
①足場設置
足場は職人が安全に作業できる環境を作ります・足元が悪い状態では、きちんとした塗装や養生ができません。良い工事をするために大切な作業となります。
②高圧洗浄
外壁に付着しているほこり・藻・カビなどの汚れを除去します。もちろん鉄部や木部も洗浄します。汚れをきちんと取ることで塗料の接着を良くします。
③養生
塗装をする箇所以外に塗料が付かないようにするためと仕上げの精度を上げるために細かな箇所まで養生をしていきます。
④下地調整・補修
最も大切なのが下地処理になります。
クラックの下地処理・サイディング壁の目地の補修・塗膜の補修・ケレン・窓まわりの補修などを行い塗装の耐久性を向上させます。
⑤下塗り
塗装面と塗料を密着させる接着剤の役目と塗装面を均一化し塗装ムラを抑える効果があります。
⑥中・上塗り
仕上げ塗装として中塗りと上塗りの2回塗装していきます。2回塗ることで塗膜の厚みをつけ、塗りムラを抑え、塗装の性能を高めると共に、仕上がりもきれいになります。
⑦各部塗装
塗装工事は屋根や外壁だけではありません。木部(破風板・窓枠・戸袋・軒天)や鉄部(雨戸)、雨樋等にも塗装していきます。
⑧検査
塗装工事完了後に塗り残しや塗り忘れがないか、防水塗装箇所は終了しているかなどを現場監督が隅々までチェックをしていきます。
⑨足場解体
全工程の確認後に足場を解体します。
⑩引渡し
お施主様に確認していただいた後、お引き渡しとなります。
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外壁塗装と屋根塗装の塗料の違いは何ですか?
外壁塗料と屋根塗料の一番の違いは耐候性が違います。耐候性とは雨と紫外線による塗膜劣化への耐久性の事です。外壁と違い、屋根は一日中日光が当たるので環境条件が厳しいので耐候性が重要となります。
次いで遮熱性です。太陽光を跳ね除けて、熱さを塗膜に浸透させない効果も大切です。
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塗装工事ってシンナー臭いイメージがありますが、イヤな臭いはしませんか?
選ぶ塗料によって、においが変わります。
塗料には水性と油性があり、水性の塗料はきつい臭いはしません。
油性の塗料はシンナーのようなきつい臭いがあり、近隣にもそのニオイは広がってしまいます。
臭いの違い
- 塗料をうすめる希釈液(うすめ液)の違いにあります。
- 水性塗料は水でうすめるので、強烈な臭いはしません。
- 油性塗料はシンナー等の有機溶剤をうすめ液として使用するので、強烈な臭いがします。
塗装時の臭いによる影響
- 人によっては気分が悪くなったり、頭痛や食欲不振、目の不調など起きる
- 窓を開けている家や通行人はシンナー臭を受ける。(近隣トラブルを防ぐためにも事前に施工業者が近隣へあいさつに伺います。)
- シンナーを含んだ臭いは空気より重いので1階部分や下の方に溜まり、1階に寝室やベビーベッドがある場合や、ペットが1階にいる方は2階に移動させるなどの注意が必要となります。
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塗装工事をしたら何年持ちますか?
一般的に塗装工事は10年に1回が目安と言われていますが、あくまで目安です。使用した塗料によっても耐用年数が異なりますし、日当たりがいい家なのか悪い家なのかでも変わってきます。大切なのは家の劣化状態を把握して、最適な時期に塗装工事を行うことがベストです。
塗料の種類・耐用年数・特徴 ≪参考資料:日本ペイント≫
【アクリル塗料】
耐用年数3年~5年
塗料の価格が一番安い。他の塗料に比べて汚れやすく耐候性に劣るので、塗り替えの周期が短い。耐用年数が悪い為、現在ではあまり使われていません。
【ウレタン塗装】
耐用年数 5年~8年
数年前は主流塗料だったウレタン塗料。塗膜に光沢があり伸縮性があるが塗り替え周期が短い。塗料としては柔らかい性質を持っていて万能系の塗料でもあります。柔らかい性質から下地によっては木部や雨樋などの細部の塗装に適しています。
【シリコン塗料】
耐用年数 7年~12年
塗膜に光沢があり弾性がある。耐久性も良く、シリコンにセラミックを配合させたものや汚れにくい機能などを持たせている物もあります。
【ラジカル制御型塗料】
耐用年数 8年~13年
現在 最も注目されている塗料で、新技術によりシリコン塗料を超える耐候性があり、作業性とコストパフォーマンスも魅力です。
【フッ素塗料】
耐用年数 10年~15年
耐久性に優れ、シリコン塗料より更に耐用年数が長い。価格は高いが、価格の安い塗料を数回塗り替えするよりは好まれる。
【無機系塗料】
耐用年数 15年~20年
建築外部用塗料として耐候性など最も優れているが、価格は一番高い。超高層ビル等で使用されることが多い。
最近では遮熱効果を加えた遮熱塗料もあります。省エネ・エコへの関心が高い現在、光熱費削減の効果が期待できる遮熱塗料の関心も高まっています。一般的に直射日光が当たる屋根に遮熱塗料を塗る事で屋根の表面温度が通常より下がり、建物内の温度上昇を抑える事で光熱費削減に繋げています。
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外壁にひびが入る原因は?直せますか?
主な原因は4種類あります。
・ヘアクラック
主に塗膜にできるクラックで、経年による塗膜劣化や塗装工事の際の不適切な塗装間隔時間・弾性素材や塗膜の上に硬質塗膜を塗装などが原因にあげられます。
・乾燥クラック
完全乾燥収縮前にその表面に塗装して造膜すると素材の収縮につれて追随できなくなった塗膜にひび割れが発生します。
・構造クラック
建物の構造的な欠陥や凍結と融解の繰り返し、建物の不同沈下などから発生するひび割れです。
・縁切れによるクラック
モルタルなど湿式工法の外壁材は一度に一面を仕上げます。途中で作業を中止したり、部分的にやり直したりすると塗り継ぎ面にひび割れが生じます。
ひび割れの状態によって重症度が異なります。まだ大丈夫なひび割れとすぐに補修しなければならないひび割れを見極めるのも難しいですよね。ここでご自身でもひび割れの状態を把握できる目安をお教えします。
≪ヘアークラック(幅0.3㎜以下)≫
まだ大丈夫なひび割れです。
ただしひび割れが進行していないか定期的にチェックしましょう。
≪幅1㎜以上のひび割れ≫
補修が必要です。
下地や構造部分には達していないと思いますが、一度専門業者に調査をしてもらった方がいいでしょう。
≪幅3㎜以上のひび割れ≫
早急に補修が必要です。
かなりひび割れが進行している状態です。建物の内部に水分が浸入している可能性もあるので早急に専門業者に依頼をして補修しましょう。