下水道切替工事で行うコンクリート工事はどんな工事?
- 公開日:2021年5月21日
- 最終更新日:2021年5月27日
コンクリート部分を解体し、浄化槽の撤去又は配管を行い、その後にコンクリートで復旧する工事の事です。
カッター工・斫り工・復旧工という3つの工程があります。
コンクリート工事の工程
カッター工
コンクリートにカッターを入れる工事をカッター工といいます。
ただ壊すだけではコンクリート部分に大きなひびや割れが入ったり、欠けたりすることがあり、復旧した後、新旧コンクリート部分の境目が汚くなり、見た目も悪くなります。
その為、見た目を良くする為にも、解体部分をハッキリさせる為にもひと手間かけて、工事範囲にカッターを入れます。
古いコンクリートであればどんなに丁寧にカットしてもひびが入ってしまったり、割れてしまう事がありますが、カッターの入れ方1つで仕上のきれいさが変わる、大事な工程です。
斫り工
コンクリートの壊しの工事の事です。「けずり」といいます。
カッター工で壊す範囲を決めて、その中をコンクリートハンマー等で壊していきます。
この作業も大きなコンクリートハンマーで一気に斫ってしまえば楽ですが、折角カッターを入れた箇所も台無しです。
コンクリートハンマーは大きな振動が出ますので、コンクリートの出来次第では割れる場合があり、カッター工同様に丁寧な作業が必要です。
解体するコンクリートの厚さによっても手間が違います。コンクリートが厚いとハンマーをいれても簡単には壊れません。
通常のコンクリートは厚さ10cm~15cm位ですが、15cm以上の厚みがある場合は作業は大変になります。
復旧工
斫った箇所の工事終了後に土で埋め、コンクリートで復旧していく工事の事です。
コンクリートの強度を増す為に、メッシュを入れ、コンクリートを流します。
タイルで仕上げる時はコンクリートで下地を作り、そこにタイルを貼っていくので手間が余計にかかります。