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既存の壁を壊さず設置できますか?

手すりの施工方法には大きく分けて2種類あります。

[支柱を立てて手すりを取り付ける方法]と[壁に固定して手すりを取り付ける方法]

既存の壁を壊さず設置できるか?という質問に対しては、どちらの施工方法も壁は壊しません。ただし、壁に固定する工法だと、壁に穴を開ける必要があるので、壁を絶対傷つけたくないという方にはお勧めできません。

2種類の施工方法についてご説明します。

≪支柱を立てて手すりを取り付ける方法≫

・湿式(埋め込み式)

地面に穴を空けて柱を埋め込む方法で、手すり取付け工事の中で一番良く使われる施工方法です。

地面の状況に関わらず、安定した施工が出来きます。下地がコンクリートやタイルなどの場合、コア抜きという特殊な工具を使った作業が必要となります。

下地が土の場合にも有効な施工方法ですが、手すりに掴まる際体重をかけることになるので、しっかりした基礎を作る必要があります。

・乾式(ベースプレート式)

ブラケット(手すり用の金物)を使用し、柱を埋め込まずに施工できます。

ただし、下地がコンクリートであることが条件。(タイルの場合は、下地にしっかりコンクリート基礎を作って取付ける)

湿式(埋め込み)タイプですと、柱より一回り大きい穴を空ける必要がありますが、乾式は、カバーを取り付けする事で、見た目もすっきりした仕上がりになります。

後付け(リフォーム)で手すりを取付する際にもお勧めの施工方法です。

・側面式

階段の幅が狭い時などに採用されるリフォーム向けの施工方法です。

しかしデメリットもあります。 それは強度の確保が難しいことです。

戸建て住宅の階段のほとんどは、ブロック積で造作されています。しかし、ブロックに取付けする場合はアンカー固定だと強度が十分ではなく、強度の確保が難しい場合が多いのです。コンクリート打ちっ放し等であれば、強度は十分確保できます。

手すりをつかむ時はどうしても体重をかけますので、強度については十分に気を付けなければいけません。

≪壁に固定して手すりを取り付ける方法≫

・壁付タイプ

壁に手すりを取り付ける工法です。

ただし、こちらの手すりは側面用と同じくアンカー固定となります。

そのため、施工方法はアンカー固定となりますので、擁壁部分の階段などに採用されることが多いです。

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  • 【更新日】2025年01月10日 16:29:48
  • 【投稿日】2018年12月15日 10:55:00
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