便器にサイズってどのくらいあるんですか?メーカーによっても違いますか?
- 公開日:2018年8月10日
- 最終更新日:2023年4月25日
トイレには、便器・便座・タンクに分かれています。便器の上に便座が乗ります。
便器には大型サイズ(エロンゲート)と標準サイズ(普通サイズ・レギュラーサイズ)の2種類あります。
違いは便座設置穴から便座の先端までの長さです。
エロンゲートは47㎝ 標準サイズは44㎝となります。
現在発売されている便器のほとんどはエロンゲートサイズです。
標準サイズも各メーカー用意があります。しかし注意が必要なのは便座です。
トイレは便器の上に「便座」が設置されます。
便座には何も機能がない「普通便座」と座面を温めたり、洗浄機能が付いた「ウォシュレット(シャワートイレ)」があります。
標準サイズの場合、メーカーによっては、便座が「普通便座」のみで、ウォシュレットをご希望の方は、エロンゲートサイズのみの選択になるという場合もあります。
また現在主流はエロンゲートサイズの為、リフォームする際には「標準サイズ希望」と伝えない限りはエロンゲートになるので、標準サイズをご希望の方はご注意下さい。
エロンゲートサイズの便器
エロンゲートは各メーカーで主流の商品の為、様々なタイプの便器があります。
その中でも大きく分けて、「タンクあり」と「タンクなし」に分かれ、その中でさらに分かれます。
タンクあり
TOTOのピュアレストQR・LIXILのアメージュZ・パナソニックのアラウーノV など
タンクありの場合、便器・便座・タンクを組合せてカスタマイズできる「組合せ式」と
メーカーがあらかじめセットを決めている「一体型」があります。
タンクなし(タンクレス)
TOTOのネオレストAH・LIXILのサティスG・パナソニックのアラウーノV など
タンクなしは「タンクレス」と呼ばれます。その名の通り、水を流す為に溜めるタンクが無くなった形です。
タンクレスは、エロンゲートサイズのみとなりますので、ご注意下さい。
エロンゲートサイズのトイレについては
「トイレリフォームで失敗しないポイント」の中にも記載しています。合わせて読んでみてください。
標準サイズの便器
標準サイズの便器にはタンクが便器についたタイプと分かれたタイプがあります。
タンクが付いたタイプ
TOTOのCS670 LIXILの一般洋風便器(BL認定品)
便座の下、便器の部分がエロンゲートと比べ細くなっているのが特徴です。
またどちらも普通便座なので、ウォシュレット付きと比較すると、便座の厚みが薄く見えます。
タンクが分かれているタイプ
タンク墨付き型便器(TOTO)
トイレがコンパクトな家で見られる「隅付トイレ」と呼ばれる便器です。
タンクが壁にある為、組合せトイレより奥行きが必要ないのが特徴です。
こちらの写真も普通便座を組み合わせています。
メーカーによっても便器のサイズは違います。形状が異なるため、それに伴い大きさも異なります。
同じメーカーでもシリーズによって微妙に形状が異なります。
トイレを選ぶ際はショールームに行き、実物をご自身で確かめましょう。