メンテナンスがいらない屋根ってありますか?
- 公開日:2018年7月27日
- 最終更新日:2020年11月13日
メンテナンスフリーの屋根材は瓦です。
粘土瓦(日本瓦)の寿命を表す耐用年数は50年~100年とされています。半永久的とも言われており、一例ですが1400年前に作られた屋根材が使われている建物が現在でも存在します。
しかし、瓦屋根を作る際に漆喰やモルタルなどの副資材を使用します。
漆喰は約10~15年でメンテナンスが必要になります。
屋根の下に敷かれている防水紙も約20年前後で交換が必要になります。
瓦自体はメンテナンスフリーですが、副資材の部分に関しては補修などのメンテナンスが必要となりますのでご注意ください。
次にメンテナンスフリーとされている屋根材、自然石粒鋼板の屋根です。
例えば、ディーズルーフィングシリーズは条件付きですが30年保証されています。
【3つの条件】
・基材ジンカリウム鋼板のサビによる漏水
・基材石粒の極度な褪色
・基材石粒の極度な剥離
30年以上経過してもコケやカビの汚れも少なく美観を保てるのが特徴です。
瓦の場合、壊れたり破損しても、その部分だけ変える事ができ、メリットが多いように思えますが、瓦の一番の問題は重さです。
6000キロにもなる重さが家の上にある為、耐震化されていない家の場合大きな地震の時に倒壊の恐れもあります。また瓦の重さで防水シートが破れてしまい雨漏りの原因になる事もあります。耐震化という面から瓦から軽い屋根材へのお取替えをお勧めしています。