工事前のキッチンです。
北側にあるキッチンなので薄暗いです。

３６年間使っていたとは思えないきれいさです。
しかし、キッチンの大きさに対して、作業するスペースはコンロ脇のわずかなスペースだけ。
料理上手な奥様には少し手狭な作業エリアです。

シンクはダブルシンクでした。
出窓部分に瞬間湯沸かし器があった為、出窓スペースが有効に使えていませんでした。
そのため、もう一つの作業スペースは食器を乾かす場所になっていました。

吊戸棚です。
さびが目立つようになってきました。
瞬間湯沸かし器の排熱の影響で、湯沸かし器上の木部の劣化が激しいです。

ガス業者がガスを止め、既存の給湯器を外します。
瞬間湯沸かし器は使わなくなるため、専用のガス栓も使えなくします。
ガスコンロもガスを止め、安全を確保した後に解体工事を始めます。

解体工事で出たごみです。
今回はキッチンのみなので２トントラック１台分ですが、床や壁を工事するともっとたくさんのごみが出ます。これらは産業廃棄物として適正に廃棄します。

吊戸棚とキッチンパネルが取り付けられました。
瞬間湯沸かし器が無くなり光を取り込む量も増えました。
なんだか広くなったようにも感じます。

ワークトップの設置が終わると、給水と排水の工事です。
こちらは排水口を止めて水をため、水漏れ等起こしていないかチェックしています。
この時までにはガスを開通させているので、お湯の出もチェックします。

白と赤でまとめられた清潔感のあるキッチンに生まれ変わりました。
白いキッチンパネルが光を反射し北向きで暗かった部屋を明るくしています。

新しいコンロは水がいらずにグリルが使え、両面焼きグリルで、ひっくり返す手間もありません。
古いキッチンにはなかったセンサーが付いたので温度調整も可能になりました。
お手入れも、こびりついた汚れも水の力で浮かせて落とす、親水アクアコートという加工がされているガラストップなので拭くだけ簡単です。

熱に強く、柔らかな質感の人工大理石のアクリストン。汚れてもさっと拭くだけでキレイになります。
ステンレスと比べてもぬくもりを感じる印象になります。
白いキッチンパネルと合わせたクレマホワイトで上品な清潔感があります。

実際に使っているところを見せていただきました。
出窓部分も全面使えるようになり、洗った食器を置くなどして使っていらっしゃいました。
以前より５ｃｍほどワークトップが手前に広くなりました。たった５ｃｍですが使っていて広くなったと感じられ、使いやすいとご好評です。